エルメス(HERMES)「ケリー」
その後、エルメスの象徴ともいえる1つのバッグが生まれます。その名は『ケリー』。
1935年に発表された『サック・ア・クロア』というバッグを、ハリウッド女優でありモナコ王妃である「グレース・ケリー」が愛用し、雑誌ライフの表紙に彼女の写真が掲載されたことから、エルメスの4代目当主、「ロベール・デュマ・エルメス」がバッグ自体の名を『ケリー』に改称。
瞬く間に人気アイテムとなり、現在でも誰もが憧れるそのバッグは、頑強な作りとエレガントで実用的なフォルム、そして「グレース・ケリー」という世紀のセレブリティにまつわるネーミングから、最も知名度のあるバッグのひとつとして高い人気を誇っています。
『ケリー』には、外縫いと内縫いの2タイプがあります。
マチの合わせを縫ってステッチを表に出し、端を蜜蝋で固めた外縫いは、直線的でかっちりとした印象。
縫い合わせを内側に折り返し、もう一度縫い込んだ内縫いは、角がなくてふっくらと優しい印象です。
外縫いはフォーマル向き、内縫いはデイリー向きと捉えている人もいます。
また、内縫いには『ケリー・ム-』という、中の芯がなく丸められるバッグもあります。
旅行の際に便利なアイテムですね。